話題のキノコ茶を飲んでみたいけど、どんな効能があるのかわからないし、飲み方も分からないとお悩みではないでしょうか?
現在アメリカ、ヨーロッパを始めとする国々で大流行中なのがキノコ茶です。キノコ茶と言っても種類は様々あるので、どれを飲むべきなのかと迷っている方も多いと思います。
今回は人気のキノコ茶とそれぞれの効能を大紹介します。今記事を読むことで、話題のキノコ茶についての知識を深めることができ、あなたに合ったキノコ茶を見つけることができます。そして健康的で美しい体つくりを開始することができるようになるでしょう。
チャーガ茶 / カバノアナタケ茶
チャーガ茶(日本ではカバノアナタケ茶として広く知れ渡っています)は、白樺の木に寄生するキノコ、チャーガマッシュルームから作ったお茶のことです。近年チャーガがもたらすその驚くべき効能に注目が集まり、特に欧米圏では海外セレブから美容意識の高い人々の間で大流行しています。
ロシアではチャーガは薬として使用されていました。チャーガを小さく切ってお湯を入れたチャーガ茶が一般的なチャーガの摂取の仕方です。チャーガ茶の味はマイルドで特にキノコの癖はない飲みやすさも人気の秘密です。
そんなチャーガ茶を飲むことによって得られる主な効能は以下の通りです。
・免疫力を高める
チャーガ茶を飲むことによって得られる最大のメリットは免疫力を高めることができることです。チャーガ茶には我々の体内に備わっている病原体と戦う交代の働きを高める作用があります。それだけではなく、体内に入ったばい菌が機能するのを防ぐという効果もあるのです。
・抗酸化作用
チャーガには非常に高いレベルの抗酸化作用があります。体内に流れる酸素が他の物質とくっついた際に、活性酸素に変化します。この現象を酸化と呼ぶのです。活性酸素は老化の原因となるだけではなく、がん細胞の成長を促す可能性もあると考えられています。そんな酸化を防ぐのが、抗酸化作用です。抗酸化作用は結果的に心臓病や糖尿病、その他の生活習慣病の予防だけではなく、美しい肌を作る働きもあるのです。
・ベツリン酸の働き
チャーガに含まれるベツリン酸にはがん予防・治療に大きな効果を発揮するものだと研究によって明らかになってきています。さらにコレステロール値を下げる働きもあるので生活習慣病予防につながります。
チャーガは主にチャーガ茶として楽しまれます。その他にもラテにしたり、スムージーにしたりと楽しみ方は様々です。
霊芝(レイシ)
中国では2千年以上も前から有効活用されているのが霊芝です。霊芝は温かい気候の森を好み、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、南アフリカなど幅広い地域に生息しています。
古来中国では霊芝は心臓を強める、生命力を強める働きがあると考えられ、時には不死の命を与えるものだと噂されることもありました。
不治の命を与えることはありませんが、霊芝はチャーガのように健康に素晴らしい効能をたくさんもたらしてくれます。主な効能は以下の通りです。
・抗酸化作用
チャーガ同様、霊芝にも高い抗酸化作用があります。霊芝の抗酸化作用にもガンを予防する働き、そして現存するがん細胞が転移するのを防ぐ働きがあります。
・ナチュラルキラー細胞を2倍にする
霊芝の最も驚くべき効能は、ナチュラルキラー細胞を2倍にする働きがあるということでしょう。ナチュラルキラー細胞とは体内を独自にパトロールし、細菌やウイルスを発見すると高い攻撃力でそれらを撃退する細胞のことです。いわば体内を守る頼もしい用心棒みたいなものです。このナチュラルキラー細胞の数が2倍になるということは、病気にかかるリスクが2倍減るということです。
・アレルギー予防
霊芝には花粉症や猫アレルギーなどのアレルギーにも効果を発揮すると考えられています。花粉症のシーズンが本格的に始まる前から、霊芝を摂取することで症状の緩和が期待できます。
霊芝もまたお茶として摂取されるのがポピュラーです。その他にもコーヒーやチョコレート、エネルギードリンクなどに含まれていることもあります。
冬虫夏草
冬虫夏草とは、セミや蜘蛛、蛾等に寄生したキノコのことです。冬虫夏草のニックネームは「キノコのゾンビ」。その異名の通り、昆虫の体内に寄生してひそかに成長していくのです。
冬虫夏草は少なくとも約600年前より中国やチベットで薬として使用されていました。伝統的には、冬虫夏草は精力剤として使用されてきました。その効果は即効性が高く、冬虫夏草を摂取した翌朝から高い効果を確認できたという報告が多数されています。
中国宮廷では「強精強滋、不老長寿の妙薬」として使用されていた冬虫夏草の主な効果は以下の通りです。
・抗酸化作用
冬虫夏草には非常に優れた抗酸化作用があります。ガン予防だけではなく、白血病や乳がん等のがん細胞増殖と戦う効果もあります。
・腎臓移植をした患者に効果あり
冬虫夏草は腎臓移植をした患者にも使われています。そして冬虫夏草を摂取することによって移植手術後に必要な薬の量が減っていることが確認されているのです。薬の量が減ることは、新たな臓器が体に馴染んでいることを意味し、副作用も緩和されます。
冬虫夏草の使われ方は様々です。お茶はもちろん、料理に入れることも人気です。おすすめはたんぱく質が豊富に含まれたチキンスープ、ポークスープ、もしくは魚を入れたスープに入れることです。
ヤマブシタケ
ヤマブシタケは英語で「Lion’s Mane」(=ライオンの髪)と言われます。その名の通り、ふさふさとした巻き髪が特徴のキノコです。
ヤマブシタケはヨーロッパやアジアなどに生息しています。高い医療効果が期待できるヤマブシタケの主な効能は以下の通りです。
・認知症予防
ヤマブシタケが最も注目される理由は認知症予防に効果があるからでしょう。ヤマブシタケに含まれるヘリノセンは認知症の特効薬として知られています。
・新陳代謝を高める
ヤマブシタケには新陳代謝を高める効果があります。それだけではなく、血糖値を下げる効果もあるので、生活習慣病予防にも期待できます。
ヤマブシタケは料理に使われることが多いです。その香ばしい香りから、「森のロブスター」と称する人もいるほどです。
マイタケ
我々日本人となじみが深いマイタケにも素晴らしい効果があります。マイタケは「踊るキノコ」と呼ばれることもあります。一説によると、花を摘んでいた仏教徒の僧たちがマイタケを発見し、その美味しさから踊って発見を祝ったらしいです。
マイタケの主な効能は以下の通りです。
・がん予防
マイタケは高いレベルのがん予防作用があります。マイタケは抗酸化作用があるだけではなくがん細胞と戦う免疫細胞の働きを高める働きがあるのです。
・糖尿病予防
マイタケにはなんとインスリン値を下げる効果があるので糖尿病予防に大きな期待ができます。さらに抗炎症作用もあるので関節炎などにも効果が期待できます。
皆さんご存知のようにマイタケは様々な料理と合います。パスタに入れたり、シチューに入れたり、マイタケソテーにする等調理方法は様々です。
キノコ茶は日常生活に簡単に取り入れることができる
毎日キノコを調理するとなると難しいですが、お茶だと手軽に取り入れることができますよね。自家製委のキノコ茶もいいですし、オンラインショップ等で簡単にティーバックや粉末タイプのものを購入することも可能です。あなたに合った形でキノコ茶を入れて、健康的なライフスタイルを手に入れてください。
ニックネーム:おっくん
プロフィール:アルゼンチン移住生活中。ライター、英語・スペイン語の翻訳家として活動しています。本場のマテ茶にはまって以来、美容・健康茶に大はまり。