【癌は糖で増殖する】糖質制限・断糖食・免疫療法によるがん治療

癌はなぜ爆発的に増殖するの?

癌の発生は様々な要因が絡んできますが、癌が爆発的に増殖する理由は分かっています。それは「糖分です。

1923年、ドイツのオットー・ワールブルグ博士のグループが、「がん組織では、ミトコンドリアでの酸化的リン酸化が低下し、酸素がある状態でも嫌気性解糖系でのエネルギー産生が主体である」という現象について、一連の論文を発表しています。

ワールブルグ博士はノーベル賞を受賞していますが、その中で「糖分のとりすぎ(糖エネルギー)が癌細胞を爆発的に増殖させることになる」という事実は、いろいろな業界の「しがらみ」があって、今まではおおやけに世の中に普及してはいませんでした。

・ワールブルク効果

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%8A%B9%E6%9E%9C

・第31回ノーベル生理学・医学賞 オットー・ワールブルク「呼吸酵素の発見」

http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/3763563.html

どのようにがん細胞を殺し、改善をしていけばいいのか?

癌が増殖する理由は糖であると解説をしました。それではどのように癌細胞をやっつけて元気になるにはどうしたらいいのか、3つの方法を記事を引用してご紹介します。

糖質制限・断糖食・免疫療法によるがん治療の詳細はそれぞれ、以下の記事が参考になりますので引用させて頂きます。

1,がん細胞を兵糧攻め「ケトン食」

以下、東洋経済オンラインの記事の引用です。


がん細胞を兵糧攻め!「究極糖質制限」の威力

初の臨床研究で約7割の末期がんが改善した

がん細胞は、ブドウ糖をエネルギー源とする――。これは、1931年にノーベル生理学・医学賞を受賞したオットー・ワールブルグ博士が、マウスの「癌性腹膜細胞」を用いた実験で解明し、1923年からの一連の論文で発表したものです。

2人に1人ががんに罹患し、3人に1人ががんで亡くなるとされる中、今日のがん治療の大きな問題点といえば、この90年以上も前に発見された事実が、まったく生かされてこなかったことに尽きるでしょう。今では、がん細胞は正常細胞の3~8倍ものブドウ糖を取り込まなければ、生命活動を維持できないことも分かっています。

ブドウ糖欠乏状態の体が生み出す「ケトン体」

その理由は、2つ考えられます。1つは、がん治療の現場において、患者の栄養管理や食事指導内容が軽視され続けてきたこと。そして、もう1つは、糖質の代名詞である炭水化物が、私たちが生きていくために必要な、3大栄養素の中核を担ってきたことです。

確かに、私たち人間の生命活動は、糖質が体内で分解されてできる、ブドウ糖を主なエネルギー源にしていると長く考えられてきました。しかし、結論から先に言えば、ブドウ糖が枯渇すると、人間の体内ではブドウ糖に代わる、緊急用のエネルギーが生み出されます。それが、私ががん治療の鍵としている「ケトン体」という酸性の代謝物質です。

このケトン体は、皮下脂肪や内臓脂肪が分解されることで産生されます。そして、正常細胞がケトン体をエネルギー源にすることができるのに対して、がん細胞は基本的にそれができません。がん細胞には、ケトン体をエネルギーに変える酵素が欠けているからです。

ここに、がん治療の大きなヒントが隠されています。がん細胞といえども、普通細胞と同様に、栄養源を絶たれれば死滅への道を辿らざるを得ないからです。

ケトン体のすごいところは、単にがん細胞の栄養源を絶つことだけではありません。がんを誘発する酵素(β-グルクロニターゼ)の活性を低下させるなど、それ自体に抗がん作用があることが、動物実験などで解明されています。さらに、がんの発生起源と考えられる乳酸を除去し、ミトコンドリアの活性化を促す「長寿遺伝子」のスイッチを入れる働きがあることも、最近になってわかってきました。

ケトン食による臨床研究を行った古川健司医師。一般に向けて、「がん免疫栄養ケトン食療法セミナー」を定期的に開催している

私が、世界初となる臨床研究(「ステージⅣの進行再発大腸癌、乳癌に対し蛋白質とEPAを強化した糖質制限によるQOL改善に関する臨床研究」)をもとに体系付けた、「がん免疫栄養ケトン食療法」とは、このケトン体を治療のベースに据えた、がん細胞を弱らせて正常細胞を元気にするための、食によるがんの兵糧攻め戦法に他なりません。

糖質の摂取を「限りなくゼロ」にするケトン食療法

この食療法の基本となるのは、主食である炭水化物の極端なカットです。その代わりに、免疫機能の指標となるたんぱく質(魚介類、大豆類、肉などから摂取)と、がんの進行と炎症を抑えるオメガ3脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸。魚の刺身やアマニ油などに含まれる)の摂取を強化し、さらに、その燃焼性の高さからケトン体の産生を強力に促してくれる中鎖脂肪酸(MCTオイルを主に活用)を、1日数回に分けて摂取するようにしています。

食事メニューの詳細、栄養の組み合わせなどは『ケトン食ががんを消す』に譲りますが、こうした高脂肪、高たんぱく、低糖質のケトン食に、抗がん剤や放射線などの化学治療を併用すると、患者のがん細胞が縮小、消滅する確率である「奏功率」がアップすることも、私の臨床研究で明らかになりました。

この食事療法は、3カ月の継続をベースに、実施の安全性が確認されている1年までを目処に行われます。参加者の臨床開始から3カ月後時点での病勢の中間報告によれば、PR(部分奏効)が6例、SD(進行抑制)が1例、PD(増悪)が2例となっています。血中の最高ケトン体数が1000μMを超えると、がんは縮小する傾向にあることが見て取れます。

さて、この9例の1年後の評価はどうなったのでしょうか。3例がCR(完全寛解)、3例がPR(部分奏功)、1例がSD(進行抑制)、2例がPD(増悪)による死亡と、奏効率が67%、病勢コントロール率が78%という結果になりました。臨床対象者以外の免疫栄養ケトン食実施者も含めると(総勢18人が3カ月以上実施)、その病勢コントロール率は83%にものぼり、免疫栄養ケトン食と化学療法の併用の有意性が、さらに明確に示されています。

「ケトン食」の実施が危険な人もいる

ただし、この極端な糖質カットによる免疫栄養ケトン食をすべての患者さんに実施できるわけではありません。肝臓にがんの原発巣(最初に発生したがん)を抱える患者さんや、先天的な要素が関係するⅠ型糖尿病の人には、適用することができないのです。

まず、肝臓にがんの原発巣がある場合は、ケトン体を合成し、全身に送り出す役割を担う肝臓が、ケトン体をエネルギーにできないことが理由になります。

また、Ⅰ型糖尿病の場合は、血液や体液の濃度が酸性に傾く「ケトアシドーシス」が多く見られることが理由です。このケトアシドーシスに見舞われると、嘔吐や頭痛、頻脈、ひどいときには昏睡の引き金にもなりますので、注意が必要です。

私の臨床研究でも、PD(増悪)によって亡くなられた上記の2例は、インスリンや内服薬の導入はなかったものの、いずれも生活習慣によるⅡ型糖尿病の傾向が見られました。理屈から考えれば、Ⅱ型糖尿病でも緩やかな糖質制限を行えば、血糖やがんの病勢をコントロールできるはずでしたが、こうしたことから糖尿病の患者さんに対しては、現時点でケトン食を推奨できないという残念な結果が導かれています。

しかし、インスリンの働きが正常である限り、ケトン体がいくら増えてもケトアシドーシスを引き起こさないことが、私の臨床を含めた多くの臨床研究から明らかにされています。免疫栄養ケトン食を3カ月以上にわたって継続した、糖尿病のない患者さんの総ケトン体数と、血液及び尿が酸性かアルカリ性かを示すpHを調べてみると、ケトン体数が異様に高いにも拘らず(基準値は28~120μM)、血中pHと尿中pHのいずれも、基準値内に収まっていることが分かります。

とはいえ、いずれにしてもがん治療におけるケトン食療法は、素人判断で行うべきではありません。がん患者の栄養管理や食事指導内容や抗がん剤などの副作用対策に精通した、医師の指導のもとで行われる必要があります。そのためにも、日本病態栄養学会が認定する「がん病態栄養専門管理栄養士」の充実と、がん治療に特化した食事療法の保険適用化の実現が、何よりも急務になるでしょう。


画像等は引用元よりご覧ください。

引用元 東洋経済オンライン

http://toyokeizai.net/articles/-/144042

2,がん細胞を殺す「断糖食」

以下、荒木式断糖食レビュー記事の引用です。


ガン治療の食事療法として一切糖分をとらず、肉と野菜を中心に食べる荒木式食事法です。
荒木式食事療法はガンが「糖分」を栄養に成長するすることを突き止めた糖質制限の第一人者で、がん検査のPET検査の生みの親である荒木医師による、糖分を絶ち、ガンを殺すという食事療法です。
「兵糧攻めでガン細胞は死滅する」
ガンは糖(ブドウ糖)をエネルギー源として成長します。その糖(ブドウ糖)の供給を止-めてしまえばガン細胞はたちまち死滅してしまいます。
▽ガンに負けない食事療法について
 
荒木式断糖食の食事療法の特徴は、糖分を断つことでがん細胞が増えないようにし、がん細胞を殺すという荒木先生の発見から生まれた、新しい食事療法です。
 
がん細胞が生きていくために必要としている栄養素は、「糖」です。がん細胞が活発に働いてしまう元を作ってしまうブドウ糖を断つことで、ガン細胞が死滅させる荒木式食事療法では医院で行われている治療法の説明やなぜ人はガンになるのか?といった内容が盛り込まれています。
 
ガン細胞は、ブドウ糖がなくなると、生きていくためのエネルギー源がなくなってしまうので死滅してしまいます。
 
荒木式食事療法は、別名「断糖食」と呼ばれています。断糖食をおこなえば、がんは死んでしまうのです。なぜそうなるのかという人体の仕組みを細かく説明しています。
この荒木先生の大きな発見から、今までカロリー制限ばかりだった食事療法が、糖質制限や糖質オフ、などにメディアや世論も大きく舵を切っています。ただ、糖分が悪いと宣伝してしまうと困る業界も多いためなのか、糖分が原因とはまだまだ知られていないのが現状です。
それだけではなく、野菜の食物繊維が大腸がんの原因だといったような説明もあります。ガンは元々は年寄りの病気だったはずなのに、若い人もガンになる場合のひとつが野菜の食物繊維です。健康のためにしっかりとドレッシングをかけたサラダを食べることで、大腸の悪玉菌が食物繊維を毒ガスに変え、大腸のカビは根を張り出すため大腸がボロボロになり、ガンになる。そして毒ガスは血液に溶けて全身をめぐる上に悪臭を放つといった驚きの説明もあります。
 
▽エスキモーの人々はなぜ癌にならないのか?
 
それはエスキモーの人々は糖を含む果物や糖分の高い野菜を食べていないからです。この「糖断食」は他国の食文化からも有効であることが分かるとされています。それはエスキモーの食文化です。エスキモーの人々はクジラ、アザラシ、トナカイ、などの生肉を主に食べています。エスキモーは他のものはほとんど摂取していません。果物や野菜、穀類はほぼ食べていません。しかし、ガンや生活習慣病になる人はいません。
 
また、「炭水化物」をほとんど摂取していない=ブドウ糖や糖を摂取していないという食生活がエスキモーの特徴です。
 
この点からも、がんにならない食事療法に「糖」を排除するということが有効だと分かります。人間は糖がエネルギーになると言われていますが、エスキモーのように糖がなければ人間は脂肪をエネルギーに変えるのです。
 
これは、エスキモーだけではなくアフリカのマサイ族にも言えることだとされています。マサイ族も、肉を主な食べ物としていてがん細胞を育ててしまう「糖」を摂取していません。そのためガンになっている人がいません。

内容解説の動画・画像等は引用元よりご覧ください。

引用元 断糖食・荒木式食事療法の口コミレビュー(ガンのPET検査の第一人者)

3,糖質制限と免疫療法

以下、湘南メディカルクリニックからの記事の引用です。


<がんと糖質制限>

がん細胞はその栄養源として、ブドウ糖しか使えない、という話があります。では、糖質制限をして、ブドウ糖をなくしてしまえば、がんの増殖を防げるのか?しかし、話はそう簡単ではないようです。

それは糖質制限をしても、血糖値が一定に保たれていることからもわかります。特に低血糖にならないように人間は体内に5種類ものステロイドホルモンを備えています。だから、糖質ゼロの食事でも血糖値は100mg/dl前後に保たれています。
この血糖は主に脳が消費しますが、がんがあれば、がん細胞もブドウ糖を栄養源として使います。 つまり、糖質制限中もがんは成長することになります。もちろん、大量に糖質を摂取する場合よりは成長は遅くなるでしょうが、肝臓でのケトン体からの糖新生が続く限り、がんは血中のブドウ糖を利用して、成長を続けてしまいます。
ですから、たとえ、完璧な脱炭水化物食にし、血中ケトン値を高める食事をし、脳がケトン体を使うように仕向けたとしても、肝心の血糖値が一定値以下にならない以上、「脳はケトン体,がんはブドウ糖」という使い分けが起こるだけであろう(糖質制限で有名な夏井睦先生のブログより引用)ということになります。

もちろん、糖質制限をすれば、がんの発生を減らせる可能性はあります。例えば、大量糖質摂取後の高血糖で分泌されるインスリンは、細胞分裂を促進させるホルモンであり、細胞分裂が多ければ多いほど、異常細胞、がんが作られる可能性が高くなるからです。
また,糖質制限で高血圧や高脂血症、肝機能障害などを正常化させることは,体を健康に保つために重要であり,場合によってはがんを発生させにくい健康体になるかもしれない可能性を秘めています。

しかしそれでも、いったんがんができてしまったら,糖質制限で血糖値が上がらないようにして、がんに余計な栄養を与えないようにすることくらいはできても,それ以上の効果(がん縮小など)は期待できないでしょう。

なお、これまた、糖質制限で有名な江部先生の「糖質制限食パーフェクトガイド」p199には、「がん細胞はケトン体を使えない」とあります。がん細胞のミトコンドリアにはβ-OHBDH(β-hydroxybutyrate dehydrogenase)とSCOT(succcinyl-CoA: 3-ketoacid CoA transferase)の片方または両方に不備があり、TCAサイクルを回せないためケトン体を利用できないというくだりです。
ワールブルグ効果として知られていますが、あのしぶといがん細胞がそんなひ弱な面を持っているとは意外ですね。でも、PETで描出されにくい肝臓・前立腺がんや高分化型肺がんなどではブドウ糖以外も使っていそうです。

他には、このような話もあります。「がんは抗がん剤などに対抗するため、糖代謝をペントース・リン酸回路へ一時的に迂回させ、抗がん剤を効かなくさせる作用(解毒作用)を獲得しつつ、がん自身のエネルギー源であるATPも確保できるように、巧妙に代謝系を利用し、生き延びるようとするあざとい仕組みを持っている(平成26年3月17日科学技術振興機構 慶應義塾大学医学部発表)」。がん細胞もいろいろ考えて、うまく増 殖しようとしているのですね。また、がん細胞はミトコンドリアの機能を落としておくことでアポトーシスを防いでいるという説もあります。

なお、カロリーを制限し小食になると、がん細胞だけでなく、正常細胞の働きも落ちますのでお勧めできません。がん患者様は、末期になると、なぜ一気に痩せこけてくるのでしょうか?がんになると、肝臓からの糖新生では足りなくなり、脂肪、筋肉などからも一斉に最後の手段としての糖新生が行われ、それをがん細胞が食い尽くしているような気がします。そのため、全身の脂肪、筋肉も糖新生に動員されて消耗されてしまうのではないかと考えています。

要は、増殖しすぎておなかが空きすぎて兵糧攻めにあったがん細胞が、足りない食料を求めてあちこちから略奪に走り、そのため全身の各組織は荒れ地となってしまうのかもしれません。
肝硬変の末期も同様に考えると「肝臓でできなくなってしまった糖新生を他の部位で補おうとするために各組織が消耗されてやせ細ってしまう」のでしょうか。

いずれにせよ、糖質制限などでストレスのない健康体になっておくことが免疫力を高め、がんになりにくい抵抗力をつけるのかもしれませんね。私自身、昨年3月に糖質制限を開始し、これで約1年過ぎになりますが、体重は15kg痩せ、γ-GTPも20年ぶりくらいに正常化し、体調はすこぶる良好です。がんになりたくない人には、免疫療法と糖質制限をお勧めします。


画像等は引用元よりご覧ください。

引用元 医療法人 湘美会 湘南メディカルクリニック

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう