良くなったり、悪くなったりを繰り返すアトピーに悩んではいませんか?アトピーにはステロイドが効くと皮膚科では必ず勧められますが、副作用のためなかなか使用できないという方も多いはずです。アトピー以外だと漢方が有名な治療法ですが、効果には波がありますよね。
アトピーに悩んでいる方におすすめしたいのがカバノアナタケです。今回はカバノアナタケ(チャーガマッシュルーム)がアトピーに効果的と言われている理由を紹介します。
アトピー性皮膚炎の特徴とは?
アトピー性皮膚炎とは、皮膚に炎症を起こす病気の1つです。アトピー性皮膚炎は主に肌にかゆみのある湿疹を引き起こし、症状が悪化したり、良くなったりを繰り返すのが特徴です。
画像引用 http://medick.biz/
アレルギーを起こしやすい体質の人や、肌のバリア機能が生まれつき弱い人がアトピー性皮膚炎になりやすいです。アトピー性皮膚炎の厄介なところは、症状が長期間続くことです。そのためほとんどのアトピー性皮膚炎患者が長年症状に苦しんでいます。
そもそも何故アトピー性皮膚炎が起きるのでしょうか?原因は肌のバリア機能に異常が起きることと過剰な免疫反応です。
体の外から細菌や、ばい菌などが体内に侵入したときに免疫反応が起きます。炎症はこの免疫反応の一種です。つまり炎症が正常に起こっているということは、体が敵を退治しているという良い事なのです。
アトピー性皮膚炎では、この免疫反応が正常に起こっていません。免疫反応が過剰に起こり、退治するべきではないものにも炎症を起こしてしまうのです。これがアトピー性皮膚炎の原因になります。
免疫反応が過剰に起こる理由は様々ですが、一般的に元々の体質や皮膚のバリア機能力低下などが考えられます。さらにストレスや疲労が積み重なったり、長期間肌に強い刺激を与えたりすると、症状が悪化してしまいます。
アトピー性皮膚炎が起こる原因は本当に様々です。治療のためには原因の特定も大事ですが、症状を悪化させないことも重要です。症状を悪化させない一番の方法は、皮膚のバリア機能を正常に保つことです。
皮膚のバリア機能と活性酸素の関係
アトピー性皮膚炎を改善するためには、皮膚のバリア機能を正常に保つということが大事でしたよね。皮膚のバリア機能が低下すると、肌が乾燥するだけではなく、肌から侵入物が体内に入ってくるようになるのです。その結果、肌のかゆみが悪化し、炎症作用が過剰に起きてしまいます。
肌のバリア機能を弱める原因に過酸化脂質というものがあります。あなたは活性酸素という単語を聞いたことがありますか?活性酸素は、紫外線によるダメージ、ストレス、疲労・睡眠不足などが原因でできる物質です。活性酸素はあらゆる病気・老化の原因と言われています。
活性酸素は不飽和脂肪酸と結びつくと、酸化を起こします。酸化を起こした際にできるのが過酸化脂質です。少し簡単にまとめると、紫外線やストレスが活性酸素を作り、活性酸素が過酸化脂質を作ります。
過酸化脂質は、肌の保護機能を弱め、最終的にはバリア機能を低下させるのです。多くのアトピー性皮膚炎患者は、元々の皮膚のバリア機能が低いです。元々弱いのに、過酸化脂質によってさらに弱まることで、アトピー性皮膚炎の症状が悪化するのは言うまでもありませんよね。
しかし、見方を変えれば過酸化脂質を発生させなければアトピー性皮膚炎の症状が悪化することはなく、安定して良い状態を保つことができるということです。過酸化脂質を発生させないためには、活性酸素を体内から除去しなければいけません。
活性酸素を除去するためにはカバノアナタケ
私たち人間の体には、SODという活性酸素を除去する働きがある酵素が備わっています。しかし体内のSOD量は加齢とともに減少していくのです。だから加齢と共に肌にしわができたり、病気になったりしやすくなるのですね。
SOD量は加齢と共に減少していきますが、食事から摂取することができます。SODが豊富に含まれているのが緑黄色野菜、果物、海藻などです。SODを豊富に含む食べ物はたくさんありますが、カバノアナタケほど豊富にSODを含んでいる食材はないでしょう。
先に述べた緑黄色野菜や果物と比較すると、カバノアナタケには最大で50倍ものSODが含まれているのです。具体的な食材と比較すると、SODが豊富に含まれていることで知られるケールの約60倍、同様にスーパーフードとして知られるホウレンソウの約250倍もののSODを含んでいます。
体内SOD量を増加させるためには、食事からSODを摂取するのが一番です。そしてカバノアナタケほど、SOD増加に最適な食べ物はありません。実際にカバノアナタケを日常的に摂取し始めたことで、アトピー性皮膚炎の症状が治まったという声が多数出ています。
カバノアナタケには抗炎症作用がある
カバノアナタケにはアトピー性皮膚炎の原因である炎症を抑える働きがあります。カバノアナタケには体に良い成分がたくさん含まれていますが、注目したいのがベツリン酸とイノトジオールです。
この2つの成分は体内で起きる有害な炎症を緩和させる働きがあります。炎症はアトピー性皮膚炎の原因だけではなく、心臓病、脳卒中、高血圧、慢性関節リウマチ等をも引き起こす可能性があるのです。
カバノアナタケを摂取すると、アトピー性皮膚炎だけではなく、様々な病気の予防を行うことができます。
カバノアナタケの摂取方法はお茶や入浴剤として
カバノアナタケの摂取方法は様々ありますが、アトピー性皮膚炎の方は可能ならば毎日摂取することが望ましいです。そのためアトピー性皮膚炎の方におすすめなのが、カバノアナタケ茶です。
カバノアナタケ茶は、その名の通りカバノアナタケで作ったお茶のことです。カバノアナタケ茶は毎日手軽に摂取できるだけではなく、お茶の持つリラックス効果も期待できます。
前述したように、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させる原因の1つにストレス・疲労が挙げられます。毎日忙しく過ごしている方でも、リラックスできる時間は必要です。カバノアナタケ茶は香りもいいので、必ずリラックスできるティータイムを過ごすことが出来るでしょう。
またお茶の出がらしは取っておいて、ある程度たまると入浴剤として入れるのがおすすめです。カバノアナタケには、肌に嬉しい成分がたくさん含まれているので、チャーガ入りのお風呂に入浴することで高い保湿効果を期待できます。
カバノアナタケ茶は子どもも飲める?
カバノアナタケはキノコの1種です。そのためカフェインは含まれていないので、子どももカバノアナタケ茶を飲用することはできます。
アトピー性皮膚炎に苦しむのは大人だけではありません。痒くて辛そうにしている子どもの姿を見るのは、心が痛みますよね。副作用を恐れてステロイドを使用したくない親御さんも多いはずです。
アトピー性皮膚炎に苦しむお子さまを持っている方は、ぜひカバノアナタケ茶を試してみてください。もし味が苦手そうならば、蜂蜜を入れたりして甘めに仕上げてあげるといいですよ。カバノアナタケ茶は漢方とは違い、飲みやすいのも魅力です。
カバノアナタケを摂取したことによって、大きな副作用が出たという報告は未だにありません。しかし、まだまだ研究される必要があるキノコというのも事実です。
そのため100%安全保障はできません。もし気になるのならば、事前に医師に相談を行うのをおすすめします。
まとめ
長年アトピー性皮膚炎の症状に苦しんでいる、ステロイドを使用したくないという方は、ぜひカバノアナタケ茶を試してみることをオススメします。
手ごろな値段で、大きな効果を発揮するかもしれません。今記事があなたのアトピー性皮膚炎の症状を改善させるきっかけになることを祈っております。
ニックネーム:おっくん
プロフィール:アルゼンチン移住生活中。ライター、英語・スペイン語の翻訳家として活動しています。本場のマテ茶にはまって以来、美容・健康茶に大はまり。
参考
https://healthyfocus.org/9-proven-benefits-of-chaga/
http://chagaproducts.co.uk/chaga-safety-teenagers-kids/
https://sayanchaga.com/how-to-make-a-chaga-bath-tea/
https://www.annandachaga.com/pages/chagahealthbenefits